サーブの狙いどころ

ソフバのテクニック
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サーブの狙いどころ

今回はサーブの狙いどころについて書きます。サーブは攻撃の初手であって試合展開を優位に進めるものでなくてはいけません。何も考えずにサーブを打つのはチャンスボールを返すのと同じになってしまいます。

基本的なサーブの考え方

まず最初に一般的なサーブの種類を整理します。

  • アンダーハンドサーブ
  • サイドハンドサーブ
  • オーバーハンドサーブ
  • フローターサーブ
  • ジャンプサーブ

次にサーブの何を重要視するのかを整理します。

  • コース
  • スピード
  • 変化量

一般的には、この”サーブの種類”と”何を重要視するのか”の組み合わせでサーブが打たれます。

…で、問題なのがサーブの種類と重要視するものの要素が多いので、どんなサーブをすればイイのか分からなくなり迷子になる人がいます。(笑)

私が考える最強のサーブは無回転のジャンプサーブでコースを狙えるモノ!!
ジャンプサーブなのでスピードも速いし、無回転なので不規則な変化もする。しかもそれでコースまで狙える。吉野家の牛丼の「はやい、やすい、うまい」みたいな感じ。でも、こんな最強なサーブを100%の確率で打つなんて不可能です。(高確率で強烈なジャンプサーブを入れてくる選手もいますが、私はその域までは行けません。)

ではどんなサーブが有効なのか?

それは当たり前の回答となりますが、相手の攻撃のパターンを崩すコトです。
もっと具体的に言うならばサーブカットがセッターに供給されないようなサーブです。

【図の注釈】
ソフトバレーのコートの大きさは長辺が13.4mで短辺が6.1mです。
青は男性、ピンクは女性。
人を囲むように色が薄くなっている丸が身体を少し動かすだけで比較的簡単にレシーブできるエリアを表わしています。

チームのフォーメーションやローテーションによって色んなパターンがあると思いますが、一般的なレシーブ体系をもとに解説します。

この図の赤いエリアが狙うべきコースです。少なくともこの6カ所に打ち分けられるようにしなくてはいけません。このエリアを狙うのは練習すれば誰でも出来るようになりますが、「何故そこを狙うのか?」の理由や根拠が必要です。

試合展開によるサーブの考え方

上記で「何故そこを狙うのか?」の理由が必要と書きました。
単純に「レシーブしずらいから…」と言う理由だけではダメです。

ひとつ例を挙げれば…、

対戦チームがレフト側への平行トスを多用するチームだとします。そんな場合、私なら①か⑥のエリアにサーブを入れます。

  • ①を狙う根拠:エンドラインのギリギリには入るように狙ってレフトアタッカーにレシーブさせる。→高い位置でのオーバーハンドレシーブをするコトになるので身体が伸びあがる。→すると初動が遅れるので速い平行トスに合わせづらくなる。
  • ⑥を狙う根拠:⑥のエリアはライト側の男性が前進してレシーブするコトになる。→セッターはサーブカットされたボールを見ながらトスアップの体勢を準備する。→ボールがライト側から上がってくるので、身体はどうしてもライト側を向いてしまう。→レフト側に平行トスが上げづらくなる。

必ずしも想定通りにはなりませんが、「レシーブしずらいから…」って単純に狙うより、根拠を持って狙う方が試合展開が有利に進むハズです。
※)強いチームと対戦する時、狙いがバレて対応される時があります。その時はその都度、また色々と戦略を考えながらサーブを変えていきます。

ここまで書いて、やっとサブタイトルの『試合展開によるサーブの考え方』につい書きます。

試合展開とは試合の状況を把握する事

上記で「サーブには根拠が必要」と書きましたが、その根拠を導く前の段階で”試合の状況”を把握する必要があります。要は試合の流れや展開を理解するコトです。

14対13で1点ビハインド、相手チームはマッチポイント、サーブ権は自分達のチーム…。この状況でサービスエースを狙ってイチかバチかのギャンブルはしませんよね?極端な例ですが、試合展開を理解するとはこう言うコトです。

試合展開を見るうえで”序盤・中盤・終盤”とよく言われます。これを得点に置き換えると”0点~5点・6点~10点・11点~15点”となります。

…なので、「序盤は調子を確かめながらプレイする」、そして「中盤は試合の流れを掴むように頑張る」、そして「終盤は集中力を切らさないようにプレイする」って感じで試合を進めてると思います。

これをサーブに例えると、「序盤はサーブの調子を確かめながら打つ」、「中盤は流れを掴みたいので積極的に攻めたサーブを打つ」、「終盤はミスしないように集中する」となるワケです。

私の持論ですが、これは正しくもあり、間違ってもいます。

そもそもソフバは15点先取のショートゲームです。1セットに要する時間は早ければ10分で終わってしまいます。それなのに「序盤はサーブの調子を見ながら打つ」なんてナンセンスです。自分がサーバーの時に連続得点をしなければ、1セットにサーブは4回程度しか回ってきません。連続失点したら1回しか回ってこない時もあるかも知れません。そんな状況なのに「今日、初めてサーブを打つから…」なんて言ってられません。…なので、

どんな試合展開であっても状況に合わせたベストなサーブを打つ必要があります。

その為には何が必要なのか? ズバリ!!ケース練習です。
サーブ練習をする際は試合の状況を想定してサーブ練習をして下さい。サーブ練習をする時、初球を何も考えずに打ってませんか?そんなコトしたらもったいないですよ。是非、試合での初球サービスを想定して打って下さい。(これはサーブ練習だけに留まらず、全ての練習に当てはまります。)

このケース練習を積み重ねるコトが試合に生きるんです。そしてショートゲームなので最初から最後までベストパフォーマンスを継続させるんです。

よく「練習で出来ないコトは試合では出来ない」と言われます。その通りです。ケース練習をしてないのに実践で出来るハズがありません。もし出来たとしてもそれは再現性の低いモノです。

再度言います。

試合展開を想定したサーブのケース練習を積み重ねるコトがチームが強くなる秘訣です!!

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